青緑は青より綺麗であるべきか

私が緑として、相手が青として、一緒にいるとき、私たちは青緑だ。

私は、それは単色とはまた違う美しさの色、そして絶対に綺麗な色でなくてはいけないと考えている。

そうでなくては人といる意味が無い。

人の存在と呼応し合って、二人の間の色を作っていく。

なのに、なのにですよ。

男の人って、すぐに一人と同じように振る舞って、私を風景に入れてしまう。

一緒にいるときは、一緒にいることを喜びたい。

明日はもういなくなってしまうかも知れないのに。

前のように触って。前のように話を聞いて。

いや、私が重いのかな。

一緒にいるときも、一人でいるときと同じにふるまっているのが本当だろうか。

私が緑で、相手が青。

一緒にいたって、緑。

そんなほうがいいのかな。

相手からの目つきに、相手の目線の先に。

不安は早送りで熟し続ける果実のように無限に発生しては色づいて、次々と私の上に落ち、私を汚して、惨めにする。
 
いつも自分を責めている。

責めることは無い、大丈夫。

大丈夫、神様は見ていてくれるから。(見ているだけだけど)

おやすみなさい。