言語化し合う素晴らしさ

新しい彼ができました。最初から結婚を前提に付き合っています。

縦にも横にも大きな人で、思考や感受性の根本的な部分が私と似ています。

パートナーとして選んだので、恋愛部分が薄い。

だから、何でも言える。

 

そんな彼がうちでご飯を食べた後、もうすぐ誕生日の私に向かって言った。

 

「金盥さんの誕生日にプレゼントを買いたいんだけど」

「え、別にいいよ、無理しないで」

「でも、折角だし、お世話になっているから、買いたいです」

 

私の眼は泳いだ。

「えっと、この場合私はどう返したら良いのでしょうか。付き合っている人からそんなことを言われたことが無いので・・・」

「我慢してきたんだねえー。何が欲しいですか」

「何と言われても。。。。アクセサリーとか、実用品とか、色々ありますけど。。」

「実用品?」

「値段もピンきりですし。。。。あの、ぶっちゃけ、予算はおいくらでしょうか」

「そうですねえ・・・・」

 

だって、3万くらいのものをお願いして

「チッ!たけえな」と思われるかも知れないし、

1万くらいのものをお願いして

「なめてんのか」

と思われるかもしれないし。

 

「アクセサリーとか、嬉しいかな」

「アクセサリーは、僕が勝手に買うと却下されそう」

「そう思います!!」

「どんなアクセサリーがいいですか」

「好きなブランドがあります」

「え」(「ブランド」に怯える)

「そんなすっごいブランドじゃありません」

「宝石が好きなら御徒町で石を買ったほうが同じ値段でもずっと品質が良いと思います」

「石が好きなのではなく、デザイン重視です」

「(スマホをいじって)これは?」(なにかハートのネックレスの画像を見せる)

「絶対嫌です」

「(またスマホをいじって)これは?」(小さなダイヤのネックレスの画像を見せる)

「何カラット?」

「0.35です」

「嫌です!!」

「金かプラチナなら、いざとなったときそこまで値崩れしないと思うんだけど」

「そっち方向で考えてません!笑」

 

みたいな会話をしながら、お財布を選びました。

「これどうですか?あ!メルカリで新品が出てる!45300円、どうですか」

「メルカリで新品なんてあるの?」

「あります。頂き物が多い方は使わないまま売るんです」

「いいんじゃない?僕は最初から財布がいいなと思ってました」

「ポチりました!!ありがとう」

「次回会ったときにお金を渡すよ」

 

そんな、プレゼント。

 

友達に話したら

「後でお金もらうとか、そんなんでいいんだ」

と言われた。

 

もちろんです。

「私の好きなものを察し、サプライズでプレゼントせよ」

なんて、そんなエスパーみたいなこと求めません。笑

 

彼から、自主的に、「誕生祝いに、なにかプレゼントしたい」って言われたの、はじめて。

嬉しいな。嬉しいな。

 

嬉しいな。

 

おやすみなさい。