一日半、一緒に動いた
日曜の夜、瘋癲さんの家に行き、
月曜の予約は無かったので、朝一緒にコーヒーを飲みに行き、
笹塚にラーメンを食べに行き、
下北沢まで歩いて、その途中で古道具屋を見て、
そこから深大寺へお蕎麦を食べに行った。
お蕎麦の後、温泉に入って、
その後コーヒーを飲もうという話になって結局出発駅、
つまり瘋癲さんの駅に戻り、
「僕の部屋でDVDを観たら」
という流れで、また泊まった。
次の日はとても早かったので、朝5時台にそっと出てきた。
2泊1日、一緒に居て、
1人になると、寂しい。
瘋癲さんは気分が良くなると、昔付き合った女性のことや好きだった女性のことを次々話し出す。
セックスの話も普通にする。
私は聞きながら、
これってなんだろう、自慢なのか、無邪気なのか、どちらにしても無神経だろうけど、楽しそうに話すなあ、と思って聞いている。
未来の話が嫌いで、面倒なことが嫌いで。
私もそのうち離れていく選択をするのだろうけど、
彼は1人を覚悟しながら、どうして彼女が欲しいんだろう。
きっと寂しさを、女性で埋めているんだろう。
フリスクのように常にポリポリ薬を飲んでいるが、
そして年金も払わず、大学院に所属することにしがみついているけど、
爺になったら、どうやって生活するのだろう。
手術や入院を必要とする病気になったら、お金はどうするのだろう。
まあ色々なことを差し置いても、瘋癲さんは魅力的な人です。
次はいつ会えるかな。
私がもっと老けたら、また新しい人を探すのかな。
彼にとって女性って、なんだろう。
と、また考えてしまうから、もう寝ましょう。
おやすみなさい。