快晴の下の穴
昨夜は外泊で、朝食も外食。
快晴。
レンガを感じさせるような強いコーヒーに熱い牛乳を加えた定番を飲む気が起きず、さてどうしようかと考えながら歩きながら
細い道に現れた、営業してるかどうかもわからない風貌の喫茶店に入ってみました。
賭けだけど、と思いながら扉を開けると、
カーブしたカウンタだけの室内は物とサイフォンと凝った模様のカップ&ソーサーで溢れ返り
その洞穴のような部屋の、内蔵のようなカウンタの中に、バーのママみたいな派手なおばあさんがいて、カウンタには老人がおばあさんを囲むように3人座っていた。
メニューはコーヒーしか無かったので、ブレンドを頼んだら。
鼻に抜ける蒸留酒のような軽やかなコーヒーが出てきました。
鼻腔だけで味わうコーヒーでした。
お金を置いて立ち上がると、おばあさんは私に3回、お礼を述べました。
快晴の日の下で、こんな喫茶店がある。
快晴を味わうだけが正解では無く、人は自由に生きて良いんだ。
じゃ今日も頑張ります!