誕生会

瘋癲さんは私の誕生日忘れてたけど、覚えてもらう気、最初からなかった。

誕生日に会いたいと思ったけど忙しそうだった。
無理しなくていいの、誕生日だから少し会いたいなと思って。

と言うと、

それはまずいな

と言った。その言い方が面倒くささを回避する物言いだったので、笑ってしまった。

次の日電話があって、次メールがあった

今日誕生会できますが。

待ち合せたら、ケーキを買ってきてくれた。

小さい2段のケーキ。お金ないのにありがとう。

瘋癲さんの家に泊まりに行ってから1年経った。

いつも、これで最後かもしれないと思いながら会ってます。

私のこと、少しは好いてくれていますか。

おやすみなさい。