KaoRi. さんの告発文・アラーキー・広河隆一:その他セクハラ女性の被害について

外国のことは知らないけど、日本のセクハラはいつもこうだ。

 

「○○ほどの人なのだから悪いことはされないだろうと思っていた」

「どんどん関係が近くなり、言い出せない」

「一切聞く耳を持とうとしてくれなかった」

「行動を改めようとすることは無かった」

「仕事が無くなるよと言われた」

 

そんなこんなで、何年も、そこにいてしまう。

 

馬鹿なの?大人でしょ?断れよ。

って思う人も多いと思う。

 

でも、私は言いたい。

私たち日本の女性が普通に受ける、「女性としてこうあるべき」いう教育で育つと、彼女達が仕上がる。私もそこに含まれる。

 

「言い出せない」

この態度は極めて普通の振る舞いだと思うのです。

 

個人的な感情でその「場」を壊すな、悪い人はいない、女性は弱い、一度失った信頼は戻らない、チャンスを手に入れるなら犠牲にするものがあって当然、人を疑うのは良くない、お金のことを言うのは意地汚くてドライだ、目上の人には失礼のないように、自己主張は可愛くない、相手には相手の思いや考えがありあなたのような未熟者にはわからない、断ったら次から仕事がもらえない、地位や名誉のある人の意見は最終的に正しく従うべきだ、そして極めつけ

 

「話し合えば、いつか必ず和解できる」

 

これらの教育で日本の女性は、自分の精神状態が危なくなるまで

毅然とした態度を取れない。

 

「いくら言っても聞き入れてもらえなかった」

「気づいたら裸にされていた」

「複数回誘われたが、既に命令であり、断れなかった」

「自分が断ることで他のスタッフにまで迷惑がかかると思った」

「断れる雰囲気ではなかった」

 

一応、言ってはいるんですけどね、

やんわりとした「困ります」「改善してください」ってのは、

男性側からしたら

「・・・・わかりました、やります」

なんです。

 

本当に、教育を変えるべき

 

あなたの身体は、あなた自身の評価いかんとは関係なく、交換条件として見られていること、そして交換条件として使えること

 

仕事に性的なことを求められたら、取るべき行動は2つ、

「性的なことを差し出す」に同意する

「断る」

 

差し出す場合は、契約書を書いてもらう覚悟で、身体を使ってのし上がっていく。それもあり。

顔や身体が美しい人は、それを最大限利用できる。

どんな仕事や地位をまわしてもらえるのか、確認してからが良いよね、

だって、だれだって、只で若い女を抱きたいもの。

 

断る場合も覚悟がいる。

仕事を失うかも知れない。

でも、幸運にも未遂のうちに、ひとつはっきりすることがあります。

あなたが所属している組織は

「性的なことを差し出さないと成り立たない」組織なんです。

 

そこからは本人次第です。

身体を差し出してのし上がるか、

断って場所を変えるか、どちらかです。

 

でも、そこで頑張って耐えたとして、

身体を対価に成功する女性ってのは殆どいないと思います。

 

だって、仕事はシビアですから、

頭の良い男性だったら、重要な仕事を「寝てくれた」ってだけの女性に任せないですよ。

寝てくれなくても実力のある女性に任せると思います。

 

モデルや芸能界だったら、寝たほうが仕事はもらえるのかもしれない。

美しさを利用して、美しさでのし上がる。

でも、あんなにまわりが綺麗な人ばかりだったら、

誰か大物の愛人になったりして、一生かけて推し続けてもらう覚悟じゃないとむつかしいのかも。

 

ほんとは、小学生から、

「名前を呼ばれたり、お父さんが待ってるから、っていわれても、知らない人についていってはだめ!!」

「服で隠してる部分を触ってこられたら、すぐに逃げなきゃだめ!!」

「お尻や背中を抱かれたときに、なんか触り方がお母さんやお父さんと違うなと思ったら、あとでお母さんに言わなきゃだめ!!」

 

って躾けて、

そして高校生から

「あなたの身体は交換条件になるほどに狙われる財産。

どう使うのか自分で考えて、嫌だったら断固断ってそのまま帰り、親に相談する」

を教え込むべき。

 

学校でも、家庭でも。

 

「えー???○○ちゃんが飲まないと盛り上がらないじゃん!!ほらーみんなつまんない顔してるじゃん、ね!ハイ飲んで!飲んでー飲んでー飲んでー飲んでー」

 

もし私が20代で、10人以上の飲み会で先輩たちにこれやられたら、間違いなく飲みます。

で、意識飛んで、レイプされて、「飲んだ私がだらしない」って自分を責めて、終わっちゃいます。

 

私は失敗ばかりでしたし、今もまだ失敗しそうなところにいます。

 

だから、私よりも先の時代を生きる、私よりも聡明な、お若い人達に言いたい。

 

あなたの身体はあなたが自覚している評価と、おっさんたちの評価とは、違う。

 

あなたの身体は、餌にも武器にも商品にも貢物にもなるんです。

 

美しく、なめらかで、輝いているその身体を、

存分に自覚して、存分に正しく使って、美意識自意識をしっかり固めて。

 

身体と思考と感情が綺麗に重なっているか、それは納得ずくの決断なのか、

いつも耳を済ませて。

 

自分の人生は自分だけで、コントロールして欲しいんです。

幸せで笑っていて欲しいんです。

 

そして、

「断れる選択肢があるのに断れなかった」は、「同意」です。

 

あなたは断っていいんです。

 

そうやって、生きてください、これからも。

 

ではでは、また。

 KaoRi.  アラーキー #広河隆一 #セクハラ #パワハラ