ロルフィングを受けながら ついに瞑想に肩を叩かれる

ロルフィングを進められたので、10回セットを受けました。

 

1セットが10回なので、行くと決めた時点で10万以上の出費を覚悟です。

 

1回あたりの価格は施術者が提供する価格なので、人によってさまざま。

 

私の施術者(ロルファーという)の施術料は1回1万前後です。

 

2回目の施術で息を吸うと胸に激痛が走りました。

これは子供の頃よく感じていた痛みで、ここに残っていたのか、と思いました。

 

体の中に私の樹脂で固められていた記憶が溶けて、再現されているような、薄皮が少しずつはがれていくような。

 

自分の中を奥に向かって、芯に向かって手探りで進む、ということがゆっくり体から意識に作用している中、

 

あと3回という時に生まれて初めての捻挫をしてしまい、それが面白いほど治癒しない。

 

結果、仕上がらなくなってしまいました。

 

そのとき、ふと歯列矯正を思い出しました。

あれも大枚はたいて、自分で調べて、自分で選んだ矯正歯科。

 

歯が綺麗に並んであとは仕上げの調整、というときに右下の歯根に炎症が出たのです。

 

抜いてインプラントにするか、抜いて奥歯を前に移動させるか。

選んだのは後者、なぜそうなったのかは担当医が何度も変わったり、色々なことがあったのですが、結果、かみ合わせは最悪、下あごが引っ込んで顔の輪郭まで変わることになってしまった。

 

捻挫の痛みは全然取れないし、追い討ちをかけるように奥歯も割れてしまいました。

 

何かが整列を邪魔している、そんな気がしました。

整列することで私の中の何かに不具合が起きる。

それは私に根強く住み着いて、整列によって消えていくもの。

 

そんな気がしました。

 

10回が終わりましたが、左足首が痛いままの施術。

ロルファーもこの仕上がりには満足できず、

1ヵ月後に3回クールを追加することにしました。

 

その1ヶ月の間、ブログに書いたように久々に重めの季節性の鬱が来ました。

 

で、3クールの1回目を開始したら、父が事故に。

これも関係しているように思えてなりません。

 

そして色々な人から、強く瞑想をすすめられ出しました。

 

私は瞑想が嫌いで、若いころから色々参加してきましたが、まずじっと座っててもつまらなくて退屈だし、かかっている音楽も嫌だし、考えは全然静まらないし、動かないのは苦痛以外の何者でもないし、ましてや呼吸まで指示されて、窮屈極まりない。

 

だいたい瞑想に参加している人って色気が無くて、洗い倒して伸びきったような服を着て、世間を馬鹿にするような自分特別感、一線で活躍できない実力、専門用語ばかりしたり顔で使うような気持ち悪い人が多かった。

 

要するに「ほんとに頭がクリアだな」と思う人に会ったことが無かったので、太った人が企画している減量合宿みたいな気持ち悪さがあったのです。

 

この文を読んだ方はお気づきでしょうが、私、怒ってるでしょ。

瞑想って言われると、なんか「誰があんなもの」ってドタマに来るんです。

思ったことを言うと嫌な顔をされて、「変わってるよね」と言われてきた。経験によって空気を読むようになった。

これだけ行動、言語、行為全体が制限されているのに、思考まで、呼吸まで制限されてたまるか。

暇な連中が無駄金払って内輪で偽悟りごっこでもしてろ。

 

というわけで、すすめられても割りと嫌な態度で「私瞑想嫌いなんですよ、絶対できない。瞑想にかける時間が無駄だと思う」「全く意味を感じない」「ただただ苦痛」などと断ってきました。

 

ところが3回セットの2回目にロルファーさんが瞑想をすすめてきた。

彼は元々飄々とした人で、人になにかをすすめるようなキャラではないのです。

 

「いやー瞑想は私にとってコスパ悪いんですよ」

「いや、七波さんにとっては一番コスパいいですよ」

「だって雑念全然消えないし」

「消すんじゃないんです、沸いた雲を客観して、また自分に軸を戻すんです」

「いや、私の雑念って、雲の質感じゃないんですよ、固くて、迫ってくるんです」

「どうしてかなあ、七波さん、普通はおすすめされたことにはフットワーク軽いのになあ、ここに来てくれたことだって」

 

そんな押し問答をしながら、気づいた。

 

わたし、怒ってる。

 

おすすめされることはなんでもやってみる私が、

茨城の100メートルバンジーや滝行やへんなダンス、なんでもやってみる私が、これだけはやらねえ、やるもんか、って怒ってる。

 

怒るって。

何かあるからだ。

 

やろう。

 

「やります」

といったらロルファーさんが

「え」

と驚いて笑った。

 

その日にロルフィングをすすめてくれた人に瞑想のことを聞いた。

 

で、とりあえず毎日5分やってみることにしました。

 

「でもさ、怒ることないのにね、どうして私、怒ってるんだろう」

とお会計しながらロルファーさんに言ったら、

「瞑想したら、考えてた自分と違う人が出てくるからじゃないの」

と彼は笑いながら、さらっと言った。

多分正解だと思う。

 

というか、絶対正解だと思う。

 

ロルフィングを受けて気づいたことに、

 

常に複数沸いてくる他人軸の思考が実は非常にうるさいということ、

それが私の行動を妨げていること、

そして私は基本、自分以外の何かになろうともがいていること、

 

があって

これらが私を本当に苦しめている。

 

自分以外の何か、は私の中に、映画セットのような巨大で50年かけてコテコテと作り上げた壮大なファンタジーの中に住んでいる。

 

瞑想でこれらが消えたとき、私は死んじゃうほど思い知るのだろう、

自分の、本当のサイズ感を。

世界一じゃなくて、とりたてて何もできなくて、魔法も使えなくて、残された時間も無くて、肉の棒みたいにドスッて立ちながら、ただスーハー息しているだけの私を。

 

ファンタジーは根深い。私はいつもそこに逃げているからだ。

私の花園、基地、要塞、揺り籠。(実際は墓場)

多分そこを引き払うのに、10年くらいかかるのではないかと思う。
60から別の人、というか、本当の私として生きるのではないかと。

 

そんな気がします。

早いに越したことはないけど。

 

考えるだけで、疲れちゃった。

生きにくい。早く死にたい。

でも死ぬまでがんばる。

 

ではでは、おやすみなさい。


ロルフィング #瞑想 #ファンタジー