焚き火

瘋癲さんが家に来た。きりたんぽ鍋を堪能した。

瘋癲さんは三浦哲郎の焚き火という小説がなかなか良いとそのコピーを私にくれて、私は全部朗読した。

ゆっくり読んで

と彼が言い、彼の横のバランスボールに座って、ゆっくり読んだ。

静かでこじんまりした、良い小説だった。

夜セックスをが終わった後、瘋癲さんに

大好きだよー

というと、彼は

ありがとーう

と言った。

彼は私を好きと言わない。

私は言う。

私の「好き」は、「もう少し、一緒に居たい」なんです。

なぜもう少し一緒に居たいかって言えば、あなたと居ると、私は豊かになるからです。

おやすみなさい。

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