自作自演

瘋癲さんから1ヶ月に2回くらい、頼まれごとをされる。

何箇所かのウェブ本屋で彼の著作を買うことだ。

お金は彼が出すけど、海外の書店での注文は面倒だし、また、彼が書いたレビューをコピペしてアップしてくれだの、レビューにいいねしてくれだの、欲しいものリストに100冊入れてくれだの、自作自演が甚だしい。

何のためにそんなことするの?と聞いたら、人気ランクが上がるそうだ。

彼のジャンルは極めてニッチなので、すぐ上がる。

それがずっと続く上、確認してだの、反映されたか見てくれだの、もう一度見てくれだの、うんざりする。

先日なかなか会えないから電話したら、ついでと言ってはなんだけど、とまた注文を頼まれた。

うーん、直接は断れない。

さんざん考えて、今回を最後にしようと思って、はじめて他の人が書いたレビューを読んだら、それも明らかに彼の文章(どうして読者が内容の補足をするものか)、明らかに女性のニックネーム。

おいおい、関係を持つ人持つ人にこんなことさせてるのかい、と思ったら嫌な気持ちになった。

これはもうはっきり断ろうと思い、ショートメールで、自分の好きな本を自分の好きなタイミングで買いたいから、義理買いはやめます、と連絡したら、そこからメッセージは既読無視、電話も5回に4回は無視。やっと出た1回も、殆どだんまり。

なんかこういうの嫌だなあ、自然消滅に持っていかれるのかな。

でも、私はこういう時も手を離すことができない。

終わりなら、終わりと言って欲しい。

終わりならちゃんと終わりたい。