まだまだ続く借金の話

今年も上半期が終わりました。

年末までに全額耳を揃えて返すといい切った彼の返済額は、全額の10分の1。

ここでまた彼を踏ん捕まえて借金の話です。

−12月31日までに全額、耳を揃えて返すって言ってたけど、大丈夫なの?

彼、テレビを見ながら沈黙。

そうです、私達は互いに忙しいので、彼と面と顔を向かい合わせて話ができるのは唯一一緒にゆっくりできる日曜だけ。

その貴重な日曜にこの話をすること自体、私にとっては凄いストレス。

早く金盥が感情を出し切って、諦めて、そしてこの苦痛な時間が終わって、元の笑顔の金盥に戻って、楽しい日曜の続きを、ということだけに全神経を注ぐ彼。

固まりながら、適当に返事をしながら、テレビから目を離さない。

私はテレビを消して彼に向き合った。

彼はうな垂れて横を向いた。

で、挙句の果てにこう言った。

−年内に返せなかったら、金盥どうするの?

あああああああああ〜またここからなのか〜!!おかあさ〜ん!!!

(最近、困ったときに「お母さ〜ん!!」って心の中で叫ぶのがマイブームなのです。気持ちが楽になるような気がする)

結局彼は、前回何を私に約束したかも覚えてない。

いや確かにがんばってますよ、あなたは。あなたなりには、前と比べたら。

でもさ、もうタイムリミットな訳よ。子供が大学受験に入る訳よ。

耳を揃えて返すって言い切ったんだったら、その通り実行するのが筋でしょう。

−会社からはいくら借りられるの?

彼がその場で応えた金額は、全額の5分の2だった。これだって、本当かどうかわからない。適当に応えたのかも知れない。

おまけに彼はこう言った。

−俺が車を売ったお金で返した分があるから、もっと少ないだろ。

ええ、そうですよ、そうですとも。でも前回あなたが、きりのいいところでこれだけ返す!って大見得切ったんですよ、何度確認しても、男に二言は無い、これ以上聞くな!!って勢いで。

知ってましたよ、只会話を切り上げるためだけにとりあえず大見得切ったってことは。

でもさ、言ったことくらい、覚えておこうよ。無理か。

やっぱり変わらないのかなあ、駄目なのかなあ。

人生相談に投稿したら、責められるのは私なんだろうなあ。

いくらどう説明しても、彼は背けた顔をこちらには向けない。

私から大量のエネルギーが漏れてゆく。枯れてゆく。

−できることだけ約束して。そして約束は守って。←100回目。
どうするつもりなの。

−考えるよ。←100回目

−いつまでに?←100回目

−…

−じゃ、来週の日曜までに考えて決めて。必ずよ。


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それで来週の日曜、また彼の首根っこを捕まえて、こっちを見ない彼を責めるのか、私が。大人になった大型犬の首輪を引きずって、尿の躾をするように。

私がバカなんだろうか。DV妻と同じだろうか。私がだらしないのか。

という私も、売り上げの悪さを理由に勤務先から出勤日数を減らされたばかりだ。

もういいや。疲れた。闇雲に働けばいいんだ。お金が必要なら、がむしゃらに働こう。待つからいけないんだ。私だって学習してないじゃないか。

今さら、月に30万も40万も稼ぐのはむずかしいよ〜、おかあさ〜ん。

でも、もう仕事を増やそう。だって私のお金なんて、もともとは18万の給料から、月3万5万とコツコツ溜めてきたお金だから。

私が本気になったら、いくらでも溜められるんだから!

ああ、疲れた。どうなってもいいや、自分でできることをしてゆくしか無いんだ。

これは愛じゃない。只のお金の問題だ。

お金はエネルギーだ。私は、自分が人に渡したエネルギーを、自分で補填してゆくだけなんだ。

#借金 #借金返済 #ごまかす男 #逃げる男 #エネルギー消耗 #同じことの繰り返し